散歩していると紫陽花がきれいに咲いているのをよく見かける。
つい先日6月に入った気がするがもう19日だ。
梅雨だし、そりゃ紫陽花も咲くか、と思う。
誰しも年々時が経つのを早く感じるようになってなんとなく焦るものだ。
なんにもしてないのに時間だけが光の速さで過ぎていく。
なんにもしてないの「なんにも」は具体的に頭に浮かばないけどなんか気が急く。
私も少し前まではそうだった。
でも今は違う。
もう6月か~とは思うけど焦る気持ちはない。
まだ「なんにもしてないのに・・」なんて気持ちもない。
フルタイムで働いてる。
なんにもせずダラダラ無職のときのように暮らしたいのに、
馬鹿みたいに働いている。
週5日も性に合わない会社勤めをしている。
十二分に「なんか」してる。しすぎている。
それどころか時間の歩みの遅さにうんざりする。
時間よ、もっと早く過ぎてくれ。
そしてこの人生をさっさと終わらせてくれと思う。
生きなきゃいけない理由も意味もとくにないし、人生の楽しみもない。
50年以上も人間をやったのでもうリタイヤしたい、「人間」を。
人生がまだまだ続きそうだから馬鹿みたいに働かねばならんのだし。
不要な人生を生き抜くための資金稼ぎ。
そして資金稼ぎをするために身なりを整え、
社会に馴染むように擬態をし、日々ぐったり疲れる。
50年以上生きてるから擬態も上手で、
とくに意識しなくても“まともな社会人”を演じられる自信がある。
でももう演じるのが嫌なんだよね。
擬態せず、素のまま生きたい。
しかし、素の私を社会に放つと周囲の人はかなり不快な思いをするらしく、
その不快さを私にキレるということで発散するのでそれは避けたい。
(過去の経験より)
となるとやっぱり擬態は不可避。
擬態するのめっちゃ疲れるんだよ。
だから私の人生の時計を倍速で進ませて、人生終了させてほしい。
なのにまだ6月、52才の6月。
今日が62才の6月だったらいいのに。
いやほんと、あと何年生きるんだろか?