Kindle Unlimitedでタイトルが強烈だったので読んだ。
著者本人が言ってるように絵や構成は拙い。
今は無職だから明日のことなんて考えないけど
1週間7日中5日会社に行くのは当たり前と洗脳されてた頃は
寝る前に考えなきゃいけないことが山盛りあった。
明日の洋服、メイク、かばん、ハンカチ、生理の時はナプキン。
保温水筒洗った?
毎日弁当作ってた時は、弁当のおかずの心配。
スマホ充電した?
全然眠くならないけど明日の仕事中辛くなるから意地でも眠らなきゃ。
明日のこと考えないで眠りたい。
そして朝になっても目覚めませんように。
もしくは世界が終わってますように。
摂食障害ではないが食べることに罪悪感がある。
“食べることは悪いこと”っていう考えが全身にこびりついてる。
人生のほとんどを小太りで生きてきたので色々言われた。
人が冗談で放った一言が自分の存在価値を否定する種になった。
デブは醜いから笑われて当然、デブがおしゃれするなんて滑稽、
デブは恋愛対象外、デブは女じゃない。
食べるからデブになる。だから食べちゃいけない。
でもお腹が減るから食べたい食べたい食べたい。
食べたらデブ。デブは存在が不快、生きる価値もない。
今はデブじゃないと思う、多分。
客観視できないのでよくわからない。
鏡も正視できない。
今の食事は、1日1食とおやつで
1日に必要なカロリーに達して無い気がする。
でも、毎回食べ過ぎたと後悔してもっと食事制限しなきゃと思う。
一方で、色々足りないから筋肉体力が落ちて体調不良が続くんだとわかってる。
楽しいって何?
楽しいっていう感情はどんな気持ち?
医者に通うのは、薬と診断書が欲しいから。
何を言っても「うんうん」とうなずくだけの医者。
処方箋と診断書がもらえればそれでいい。
今51才。
こんなに長生きするなんて。
何もない人生はいつまで続くのだろう。
死にたいのとは違う。
生きるが辛くて苦しいのに
痛くて辛くて苦しい死なんて嫌に決まってる。
だから消えたい。
っていう思いをわかりやすい漫画で表現してくれた
著者只野ナナ子さん、ありがとう。