趣味一人暮らし、特技一人暮らし

一人暮らししかできない気がするHSPな人の日記

ウィルス怖い

朝の通勤電車で女性専用車両に乗り、

ドアの近くでぼんやり電車の発車を待っていた時、その女性は乗ってきた。

まだ発車のベルも鳴っていないのに

慌てているようでガッと飛び込んできた。

そして電車に乗るなり、

手にはめていたビニール手袋をはずし、

くしゃくしゃと丸めてカバンに入れ、

新しいビニール手袋を出して手にはめた。

うん? ビニール手袋?

感染防止のためにビニール手袋をしているのだろうか。

 

そしてマスクの上からタオルハンカチを手でぎゅっとおしつけ、

苦しそうに眉間にシワを寄せて目を閉じて立っている。

暑いのかシャツ1枚しか着ておらず、

そのシャツの袖も肘までまくっている。

電車が発車してしばらくすると、

汗が出るのかタオルハンカチで首や鎖骨あたりを拭い始めた。

とても苦しそうな表情だ。

 

視界の端に入ってくる位置にその女性がいたので

しっかり見ていたわけではないが、

私と同世代かちょっと上の世代の女性だった。

年齢的に真冬でも暑いと感じる人がいるのは知っている。

前職場にも極寒な日にノースリーブで

暑い暑いと汗を拭っている女性がいた。

だからその女性がシャツ1枚だったのは驚かなかったが

ビニール手袋は、二度見、三度見してしまった。

               

手にウィルスがついてそこから感染することもあるけど

だからと言ってビニール手袋は蒸れるだろう。

しかもシャツ1枚で外出するくらいだから暑いと感じているはずだ。

電車に乗ってすぐ新しいのに替えたのも理由がわからない。

マスクの上からタオルで押さえるのも理由がわからない。

感染が怖いのだろうか。

 

私だって感染したくないが

そもそも目に見えないウィルスを完全に避けることなんて不可能だ。

だから出来得る限り対策して

それでも感染したら治療に専念すればいいと思っている。

治らなかったらそれが私の寿命なのでそれで終わりでいい。

 

まあ、多分そこが違うのだ。

ウィルスを過剰に怖がり怯える人は、

きっとまだまだ生きたい人たちだ。

ウィルスなんかで人生を終わらせたくない人たち。

 

私はなにかと気に病む神経質で生きづらい性格だから

生きてるだけでしんどいし、

生に執着も未練もないので

1日でも早く人生が終わってほしいと思っている。

だから人生を終わらせるかもしれない病や災害を

怖がり怯えることもない。

 

だけど、こういう私みたいなのに限って

災害も天災も未知の病もしれっとくぐり抜け、長生きするんだよな。