趣味一人暮らし、特技一人暮らし

一人暮らししかできない気がするHSPな人の日記

今日もお疲れさまでした。

1週間働いてぐったり疲れたある金曜日の帰りのバスの車内アナウンス。

「今日も1日お仕事お疲れさまでした。」

その言葉を聞いた時、ほろっと涙が出そうになった。

 

             

 

片道1時間30分、往復3時間の通勤に疲れ切っている私にはその言葉が沁みた。

アナウンスする運転手自身まだ勤務中であるのにも関わらず、他人を気遣い労ってくれるその気持ち。運転手皆がそういうアナウンスをするわけではないのでその運転手の人柄なのだろう。たった一言の言葉が心にじんわり沁みた。

 

そして時代は変わったな~とも思った。

運転手=怖い。

バスもタクシーもトラックも、すべての運転手は柄の悪い、客を客とも思ってないような態度をとる汚いおっさんばっかりで私には怖いイメージしかなかった。

 

私が社会人になったばかりの頃は、若い女性に対しては横柄な態度で、時にはセクハラを交えた接客(?)をする運転手は多かった。当時は男尊女卑が当たり前だったし、私の育った西日本はより男尊女卑思考が強い地域だった。

だから、バスやタクシーに乗って嫌な思いをしたことは多い。客なのになぜか運転手に気遣っていた。そういう記憶が強くあって運転手が怖かった。

 

だからバス通勤をするようになって運転手の愛想の良さに驚いた。

時代の流れか地域性か。

なにかとコンプライアンスと言われ、ちょっとしたことですぐにSNSにさらされ炎上し、企業イメージが下がる。そしてそれが収益に直結する時代。

社員教育も徹底してるのだろう。運転手の車内アナウンスは過度なほど丁寧だ。

バスを降りる客一人ひとりにありがとうございますと言ってくれる。

私が20代だった頃の運転手とは随分違う。

 

もちろん全員じゃない。ありがとうございますと言わない運転手も多い。でも横柄な態度ってわけでもない。女だからってキモいこと言われたり、ちょっと支払いに戸惑っただけで「あとがつかえてるんだよっ!」ってキレられたりすることもない。

時代は変わったね、良い方に。(これに関しては、ね)

 

はあ~それにしても往復3時間。そりゃ金曜日は疲労困憊よ。