家の近所を歩いていた時、向かいから親子らしき3人連れが歩いてきた。
真ん中にいた女の子がふと立ち止まって顔を斜めにかしげ、じっと前を見てる。何を見ているんだろうと思っていると急に母親らしき人の方に向かって走り出しながら放った言葉。
「あたしはねぇっ、一生遊んで暮らしたいんだよっ!!!」
そう言って両親の間に走り寄って母親の腕に自分の腕を絡ませた。
思わず一緒に歩いていた同居人と目を合わせて苦笑いした。
20代前半くらいの子に見えたけど、その発言の幼さから察するにもっと若い、高校生くらい子かもしれない。
発言前後の会話はわからないがそんな身も蓋もないことを言われてしまっては、ずっと労働している大人は苦笑いするしかないわ。
「遊ぶ」の定義は人それぞれ違うだろうけどほとんどの大人がそう思いながらも嫌々働いている。好きで仕事してる人の方が少ないだろう。その女の子の両親だってそう思いながらも娘の学費やお小遣いを稼ぐために働いてるはず。
私の場合の「遊ぶ」は、リア充にようにアグレッシブに遊ぶことではなくて、家に引きこもってダラダラすることだ。無職だった2年間、毎日ひたすらだらだらしてた2年間。あのダラダラした暮らしが私にとっての「遊んで暮らす」だ。
好きな時間に起きて、YOUTUBE見て、飽きたら海外ドラマ見て、お腹が空いたら好きな物を食べて、またYOUTUBE見て、海外ドラマ見て夜になったら寝る。でも眠くなかったら眠くなるまでずーっとYOUTUBEか海外ドラマ見る。
ああほんと、一生遊んで暮らしたいねぇ。