雨が降ったり、太陽がジリジリと照りつけたり、日々天気が変わりすぎて
もうおばちゃんはついていけない。
めいっぱい気圧の影響を受けている。
だるくてしんどくて頭痛もして、なぜか朝起きた時が一番体がしんどい。
気象病とか気圧病という言葉もよく耳にするようになって
天気によって体調が変化することがあると誰もが認知するようになった。
まあうちの親(団塊世代)なんかは
「天気で具合が悪くなるなんて気のせいだ、根性がない!」って言いそうだけど。
梅雨の間はずーっとこんな調子が続くのかとうんざりする。
重い体を引きずって行った図書館でだら~と本の背表紙を眺めていたら
「しんどい低気圧とのつきあいかた 頭痛―る編集部」 という本が目に入った。
頭痛―るというアプリがあるのは知ってる。が、本も出していたとは。
「普段、およそ15トンの気圧がかかった状態で生活をしています。」と
まえがきに書いてあってぶったまげた。
15トンって・・何キロ? 私の思考圏外すぎてわからない。
内耳の器官に気圧の変化を感じる機能があることが解明されたのは2019年。
つい数年前じゃないか。
だから最近になってやっと気圧による体調不良が認知されるようになったのか。
それまでも不調を訴える人はたくさんいただろうに、
きっと病院に行っても気のせいとか言われてたんだろうな。
内耳の器官は気圧の変化を感じているのに、
気圧は目に見えないから視覚的には何も変化がない。
そのアンバランスな状態が自律神経に影響を及ぼして不調になるらしい。
交感神経が優位になると痛みがでる。
副交感神経が優位になるとだるさがでる。
女性は月経周期によってさらに症状が重くなる。更年期も然り。
ホルモンと気圧の影響って絶大だ。
私は更年期になってから気圧の変化がもろに体調に影響するようになった。
気圧が下がる時、上がる時どちらも不調になる。
昔は片頭痛がひどかったのだが今は緊張型頭痛で
気圧が不安定になるとじわ~っと頭が痛くなる。
それに伴って肩首の凝り。 そして一番辛いのが体のだるさ、重さ。
頭痛や凝りは、鎮痛剤を飲めば軽減されるが体のだる重さには薬がない。
この本にはそういった不調に効くツボやマッサージ、お茶、食べ物が載っている。
本を読みながらツボを押したのは言うまでもないが、つまり
気圧の変化による不調に効く薬はないってことなんだよね。
気圧病を専門で診る病院もないし、
不勉強な医師は気圧病すら知らないようだから自分でなんとかするしかない。
梅雨と季節の変わり目は会社をずっと休みたいくらい体がきついんだけど
会社に「気圧病で休みます」って言って通じるだろうか?
結局、気圧による体調不良とうまく付き合っていくしかないんだけど
この本を読んで私と同じような不調を訴える人がたくさんいるとわかって
なんか味方が大勢できたみたいな気がした。
気圧にやられてる人は一読する価値ありだと思う。
字も大きくてイラストもたくさんだからすぐ読めるし。