日々、旅に出たい欲が高まっているが、
半日ウロウロしただけ疲労困憊する体力が不安。
これじゃ旅先で寝込んでしまいそうだ。
引きこもりを止めて、外出を増やす。
外出すると出費がかさんで無職だから痛いけど自己投資。
引きこもり生活は、HSPで超内向型で人間嫌いの私には、
ノンストレスで快適だけど
体力なくしては何もできないと映画を観に行った後、痛感した。
まず、外出の目的探し。
大体、興味がないのでこれが見つからなくて困る。
障害者手帳が届いたのが良いきっかけ。
割引や無料になるところへ行く。
インドア派だから映画や美術館。
ボタニカルアート展@東京都庭園美術館。
コロナ禍で予約制になっていた。
障害者手帳保持者は、無料で予約も不要。
永遠に予約制の入場制限ありでいいと思う。
この美術館は何度か行ったことがある。
旧朝香宮邸の内部のアール・デコ装飾がいい。
展示がなくても内装を観るだけでもいい。
目黒駅から徒歩10分弱。
入り口に着くとやけにおばさまが多い。
障害者手帳提示でチケット無しで入場。
手帳を提示してチケットをもらうのかと思ってた。
ちょっと残念。
チケットの半券をノートに貼って眺める地味な楽しみ。
2年くらいどこにも行ってないから、久ぶりにそれが楽しめるかと思って・・。
人が多くてビックリ。予約の意味。
イベントのない金曜日の午前中。
私と同世代かそれ以上のおばさま、おばあさまだらけ。
ボタニカルアートは、BBAを惹きつけるものなのか。
たまにいる男の人は、奥さんに連れてこられた感。
概要がある展示の入口は、人が多い。
本当に興味ある?
真剣に興味がある人より、
話題だから、暇つぶし、私みたいになんとなく。
で、来てる人の方が多いと思うんだが。
生真面目か、展示物余さず観なきゃ損とばかりに群がる。
私はスルー。
どんな美術展でも並んで順序とおり観てるのが滑稽だ。
蜜に並んでる人を見て可笑しくなる。
なんでそんなにがっつくの?
がっついてるくせに、お喋りばかり。
私はさっと眺めて、興味ないのは素通り。
気になるのは、人がまばらになったのを見計らって戻ってゆっくり観る。
そんな風に一人で観ても結局ほとんど覚えていない。
おしゃべりしながら全てを観る人達は、覚えているんだろうか。
ボタニカルアートは、緻密で繊細な線描画好きの私好み。
だが目を逸したくなるのもある。
植物は生きている。
生きているものは、押しなべて生々しくグロテスクだ。
それが家に植物を置きたくない理由だったりする。
展示物は多くない。
館内もさほど広くないので立ちっぱなしが辛くなかった。
グッズは欲しい物がなく。
館内カフェも楽しみだが
ここのカフェは、ちょっとお高いので無職だから無理。
初めて庭園に入った。
庭園に入れると今まで気づかなかった。さすが俺。
車の走行音はするが東京ど真ん中とは思えない景色。
季節的に花は咲いてないが
花より木の枝ぶりに興味が湧く私は嬉しい。
疲労感なく駅に向かう。
いつ前を通っても定休日のテディベアの店が営業してる。
可愛いぬいぐるみが沢山。
欲しくなるがぬいぐるみは扱いに困る。
以前たくさん持っていたテディベアを手放す時ちょっと大変だった。
観るだけで満足しよう。
目黒駅アトレで買い物して帰宅。
映画を観に行った時みたいな疲労感はない。
あの疲労感は一体・・・
都内じゃなく川崎でも映画館があるような街は、人が多すぎる。
目黒駅周辺は、他の繁華街に比べると少ない。
美術館内の人は多かったが、おばさまばっかりで
バカップルや奇声を発する子供や汚いおっさんがいなかったから
疲れなかったのかもしれない。