趣味一人暮らし、特技一人暮らし

一人暮らししかできない気がするHSPな人の日記

トナラー

帰りの私鉄電車はそれほど混んでいない。

席は全部うまってるが立ってる人同士の間隔は十分ある。

ガラガラとはいかないまでも空いている。

私は開かない方のドア側に立って本を読んでいた。

途中、乗車してきた女性が私の前に立った。

え? 何故そこに? すごく近い。

何故、空いてる電車内で近くに寄って来る?

 

彼女は、ドアに寄りかかって立っている。

あーそういうことかと納得したが

それにしたって人のいない場所はたくさんあるのに、

なぜ人がいる狭い場所に来るのだ?

 

              

彼女に続いてガタイのいいおっさん二人も私のそばに来た。

は??

二人の(ちょっと汚い)おっさんが私の方を向いて談笑し始めた。

二人とも背が高いので上から覆いかぶさられるような圧迫感がある。

先に来た女性と二人のおっさんに囲まれるようにして本を読んでいる私。

しかし電車内を見れば、人が密集してるのは私の周りだけ。

座席は埋まってるが立っている人はまばら。

 

トナラー。

パーソナルスペースの狭い人。

ほんとに気持ち悪い。

もちろん、何も考えてないし悪気がないのもわかってる。

でもね、だからこそ気持ち悪くて怖いんだよ。

人との距離感が近い人はつまり、

他人がどう感じるか、どう思うか想像できない人で

自分がこうしたいからこうしてるだけの自己中だ。

その上、知らない人がそばにいても何も気にならない、

良く言えばおおらかな、悪く言えばがさつな人。

要するに神経質な私とは絶対相容れない性質の人間。

 

最近、またコロナに感染する人が増えてるから余計に嫌だ。

現に会社では一人治ると一人感染するという状態が続いている。

常に誰かが自宅待機している。

必要以上に恐れているわけじゃないし、

罹ったら罹ったであきらめるけど、

有給休暇がないから感染したくない。給料減るし。

だからこのご時世、トナラーをより一層嫌悪してしまう。

 

                

 

だけど思うのだ。

トナラー、つまりがさつな人は

私みたいに些細なことにストレスを感じることもないだろうから

生きるのがラクだろうなって。

私が生きづらいと感じる事のほとんどが気にならないんだろうなって。