趣味一人暮らし、特技一人暮らし

一人暮らししかできない気がするHSPな人の日記

機嫌の良い私であればいい

主治医に通院終了を告げられる前から

治ったんじゃないかとうっすら思っていたのだが

素人判断はよくないし、どっぷりうつの人ほど

「私はうつじゃない」とか「治った」と言いがちらしいので

主治医の診断が下りるまでは、早合点しないようにしようと思っていた。

 

                 

しかし、本当に治った。

とたんに、なんだかとっても機嫌がいいのである。

こんな機嫌の良い私は本当に久しぶりだ。

クリニックに行く前から治ってたはずだが

主治医の診断が下りる前と後では全然気分が違う。

主治医の「治ったみたいですね~」この一言、

たった一言で俄然、元気になった。

 

これって一種のプラシーボ効果

それとも暗示?

 

思い出したことがある。

30代の頃、顔面麻痺になった。

ある日突然、顔の右側が動かなくなって、

右足もしびれて動きがおかしくなった。

総合病院に行って顔面麻痺とすぐに診断されたものの、

足のしびれが気になったので医師に訴えると

「それは気のせいだよ。」とあっさり。

そんなことないだろうと思ったのだが

直後、しびれがなくなった。

 

どちらも医師の言葉でころっと体調が変わってる。

私は暗示にかかりやすいのだろうか。

猜疑心は強い方だと思うのだが。

まあなんにせよ、体調が良くなればそれでいいのだ。

 

引きこもる予定だった日曜日、

キラキラ輝く太陽の光を見て、家に籠もるのが嫌になった。

映画アバター2を観に行こうと思ったが、

ついでにあれこれ買い物してしまいそうなので

それは止めて近所を散歩することにした。

 

       

 

近くの土手に向かった。

犬を連れてる人、ジョギングしてる人、のんびり川面を眺めている人。

都会だから空気がきれいなわけじゃないけど

川沿いに並んでる木々の間を歩くとスッキリ清々しい。

 

ここに引っ越してきた頃は、この環境が嬉しくて時々散歩していたのに

メンタルが落ち込んで、どんどん家にこもるようになっていた。

確かに私はうつだった。

そして治った。

 

ぐんぐん歩いて住宅街に入ると図書館があった。

返すのが面倒だから利用する気など微塵もないのに

なぜか吸い込まれるように入ってしまった。

すぐに目についたのがAmazonのほしいものリストに長年入ってる本。

高価な上にデジタル化もされてないからずっと読むことができなかった本。

そんな本が何冊もあった。

 

小躍りしたいくらい嬉しくて、早速図書カードを作って借りた。

帰り道はよくわからないけど、

多分こっちと適当に歩いていたら知ってる道に出た。

 

お金を1円も使わず、ほどよく疲れて

長年読みたいと思っていた本にも出会えた。

プラシーボだろうと暗示だろうと

機嫌の良い私でずっといられればそれが最良だ。