「治ってるんじゃないですかねっ?!」
「そうですね~、そんな感じがしますね~」
今日で心療内科への通院が終了になった。
約3年間通った。
最初は週一で、それから隔週、月一、ちゃんと通院した。
「よくやった、私」と思う。
メンタル弱弱なのでまたお世話になる日が来るかもしれない。
先生も「何かあったらまた来てください。それまでお休みということで」って感じだ。
でも一旦、終了。
新橋駅に着いた時、めまいしてないと気づいた。
先月までは、新橋が近づくにつれクラクラして
前職場の人に会ったらどうしようと思いながら病院まで歩き、
診療が終わって新橋から遠ざかるとめまいが治まった。
これじゃ、完治なんていつになるかわからないと思ったのが
たったひと月でなんだか治ってるみたい。
身体の病と違ってメンタル系は完治がわかりにくいし、
治ったと思っても一時的に症状が軽くなっただけってこともあるだろう。
でも休職中、無職中とは明らかに気分が違う。
わけなく落ち込んで泣くこともない。
会社での昼休憩中にやたらと歩きたくなるのも、
美味しいもの食べたいって思うのも、
治った証拠じゃないか。
先生と話して、
社会復帰したのが良かったんじゃないかってことになった。
規則正しい生活になったこと。
お金の不安がなくなったこと。
嫌な記憶を再生する時間が減ったこと。
私にとって色々都合の良い職場に入れたこと。
家から30分で行ける。
昔、働いていた会社と同じビルにあるので環境に馴染みがある。
事務職にしては高時給で正社員だった前職とほぼ同額の手取り。
(前が安かった?)
同じ業務の人がいないので会話するのは上司だけで人間関係が薄くてラク。
そして一番良いことは、派遣であるということ。
守り、育てなければならない部下がいない、
最後までやり通さなければならない責務もない。
嫌になったらいつでも辞められる、3ヶ月ごとの契約更新をしなければいい。
そう思えることで大抵のことはスルーできる。
むか~し、正社員になるず~っと前、
派遣は待遇が悪いから正社員になりたいとよく愚痴っていた。
それを聞いた色んなモノが視えちゃう同僚の女性が言った。
「正社員はむいてないよ。正社員になっても結局辞めるよ。
派遣が性に合ってるって自分でもわかってるはずだよ。」
そんなことはない、正社員になりたいに決まってるじゃんと思ったけど
心のどっかでは派遣の働き方が性に合ってると知っていた。
だけど非正規雇用の待遇が悪かったから
好んで派遣をやる人なんているわけないというのが正論だと思っていた。
時代が変わって非正規雇用が増え、
多少は待遇が改善されて(交通費がでるようになった!)
自らの選択で派遣をやるのもフツーになったし、
HSPでメンタル弱弱で人間の怖い私が正社員になったから
心療内科に行く羽目になったので
もう二度と正社員にならないと改めて思った今日。
まあ、50代のおばちゃんを正社員で雇う企業もないだろうがとにかく、
ひょっとしたら寿命が尽きるまで通院するかもしれんと
ビビってたから終了がすごく嬉しい。